タロットの意味、ツーオラクル,ツーマインド(２枚引き)のリーディング

ツーオラクルスプレッドとは、２枚のカードでおこなう手軽なスプレッド(展開法)です。

２枚のタロットカードを使うと、一枚のときと比べてグッ深いリーディングができますよ。ぜひ押さえておきましょう♪

ツーオラクルの展開法には、いくつかパターンがあります。

有名なのは「シンプルクロス」というスプレッド。
これはカードを十字にクロスさせて、下のカードを原因、上のカードを対策として占う方法です。

その他、カードを左右に２枚並べて、左を結果、右を対応策とするリーディングも一般的です。
(左右は逆にしても構いません。左は◯◯、右は××、と事前に決めておくことがポイントです)

「２人の男性にアプローチされているけど、どちらを選んだらいいの・・？」といった場合があったとします。
(そんな贅沢なシチュエーションあるか・・!?というツッコミはさておき)

これもツーオラクルで対応可能。
左のカードをA君を選んだ結果、右のカードをB君を選んだ結果として占うことが出来るのです。

この場合も「左のカードはA君を選んだ場合の未来。右のカードはB君を選んだ場合の未来」と事前に決めておくことを忘れずに。

そのほかに選択肢AとBの二つがある際に、どちらを選ぶべきかを占うこともできますよ。

例えば、「今日のランチは、中華にしようかしら？イタリアンにしようかしら？」といった身近なテーマでもOK。

また「欲しい商品を買うべきか？我慢するべきか？」なんて場合も、対応できます。
左のカードが、商品を買った場合の結果。右のカードが買うのを我慢した結果、としてリーディングしましょう。

大きな買い物をするときは、慎重になりたいものです。
ついつい衝動買いしてしまう、なんて方は、購入前にこのリーディングをやってみて。

ツーオラクル・スプレッドと同様に２枚のカードを使う展開法として、「ツー・マインド」があります。

こちらは２枚のカードを上下に並べ、上のカードを顕在意識、下のカードを潜在意識と読み取ります。
上のタロットは "自覚" とか "建前" 、下のタロットは "無意識" や "本音" を意味しますよ。

このスプレッドは、「気になる彼が優しい・・私のことをどう思っているの？ 彼の本当の気持ちを知りたい！」なんてテーマにはもってこい。

「友達は私のことを信頼してる？それとも利用しているだけ？」なんてちょっぴりドロドロしたテーマもあり。

ツーマインドは、人間関係で悩んだときにも幅広く使えますよ。
友達や気になる相手、上司や部下・・誰にでも対応可能。

ぜひ彼らの本心を読み取ってみましょう。
（でも建前と本音があまりにも違ってショックを受けないように要注意！）

もちろん、あなた自身の気持ちを占うこともできますよ。
一番分かっているようで、一番分からないのが自分のこと。

「私は彼に恋している？それともただ尊敬しているだけ？」とか、
「私は今の仕事に満足しているのかしら？それとも我慢している？」といったテーマでリーディングしてみるのも面白いですね。

現在あなたは、ライフスタイルに違和感を感じていたり、苦しい思いをしていませんか・・？
もし心当たりがあるならば、それはあなたが "心の声" を無視して、頑張りすぎているからかもしれませんよ。

ツーマインド・スプレッドを使って、自分自身の行動と本心のギャップに気づきましょう。

「とことん自分の気持ちと向き合いたい！」なんてときにツーマンド・スプレッドはおすすめですよ。

タロットカードは、未来を予言するだけの道具ではありません。
自己との対話を促すためのツールでもあるのです♪

ツーオラクルは２枚のカードでリーディングするとても手軽な展開法です。

リーディングのテーマも「結果と対策」とか「どちらを選んだらどうなるか」という単純なものなので、占うテーマも問いません。

恋愛でも仕事でも人間関係でも、気になることがあれば占ってみるといいでしょう♪

ツーマインドの場合は、「あの人が自分のことをどう思っているのか知りたい」と感じたときに占うのには、この上ない最適なスプレッドです。これは恋愛の悩みに限らず、上司が自分に抱いている印象を知りたいときなどにも当てはまりますよ。

ただし、テーマは問わないツー・オラクルですが、悩みの深刻度によってはそぐわないことも出てきます。
なにしろ２枚しかカードを使わないので、どうしても深く掘り下げることができないのです。

一枚のカードが結果として示されますが、そこに至るまでの過程、

「なぜ、どうして、その結果に至るのか？」
・・が見えてこないのです。

かろうじて対策は別のカードで示されますが、それをみても結果がそうなる理由まではリーディングできない場合もあるでしょう。

ですから、

① 深刻な悩みを占いたいとき
② 結論に至るまでの詳細を知りたいとき

・・などはツーオラクルは避けたほうがいいかもしれません。
あるいは、ツーオラクルで占ったあとに、別のスプレッドで詳細を占っていくのが良いでしょう。

ツーオラクルは、日常でで生まれたちょっとした迷いを晴らしたり、一歩を踏み出す勇気がなくて背中を押して欲しいときなどは向いています。

アドバイス①：正確に質問しよう！

ツー・オラクルをおこなうにあたって、もっとも気をつけたいのは、正確に質問することです。

例えば「気になる彼は、今どんな気持ちなの？」というテーマをツーマインド・スプレッドで占ったとしましょう。

すると恋人のタロットカードが出ました。
あなたはもう有頂天！「彼もわたしのことが好きなのね♡」と解釈してしまうかもしれません。

しかし・・
タロットが伝えているのは、「今、彼は無性に恋人が欲しい気持ちになっているだけ」ということかもしれないのです・・

質問をよく見直してください。
「彼の "私に対する" 気持ち」を訪ねていないことが分かりますか？

気をつけないと、タロットとのコミュニケーションにもすれ違いが生じます。
大切なのは、詳細まで正確に質問することです。

この場合は「彼は私のことをどう思っているの？」と聞けばOKです。

アドバイス②：客観性を持とう！

また、選択肢ABのどちらを選ぶべきか？を占う場合には、客観的な視線をもつことが大切です。

もしも自分の中で「できればこちらのほうがいいな〜」という思いがあると、カードの解釈に影響します。
そして、客観的な判断とは異なった答えを出してしまうこともあるでしょう。

あなた自身の意見も尊重しましょう。
「できればこちらのほうがいいな〜」と思っているのなら、その気持ちを無視してまでタロットに従う必要はありません。

タロットに振り回されすぎないことも大切なんですよね。

選択肢のAとBのどちらを選ぶのかを占うときに、あなたが「できればこちらがいいな〜」という気持ちがあるのなら、タロットの意見と自分の気持ち、両方を参考にして結論を出すのが良いでしょう。