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11組目のペアは運命の輪と世界

タロットペアリングワーク
〜運命の輪と世界〜

運命の輪のタロットカード
世界のタロットカード


ラスト、11組目のペアは「運命の輪」と「世界」です。

丸い絵柄が特徴的な2枚ですが、いずれも躍動感やダイナミズムを感じさせるカードです。

イメージするならば「運命の輪」は回転の外側にいるのに対して、
「世界」は回転の内側にいます。

「運命の輪」は "変動" を表すならば、「世界」は "安定" を。
「運命の輪」が "過程" を表すならば、「世界」は "到達" を暗示します。

【「運命の輪」は変動】

「運命の輪」の回転を止める事は誰にもできません。
それはまるで、メリーゴーラウンドのように私たちを乗せて回り続けるのです。

そして、その波に上手に乗れるかどうかは、あなた次第です。

例えるならスキー場のリフトに乗るようなイメージです。
(私はタイミングが合わず、こけてしまい、後頭部をリフトで強打したことがあります。無傷でしたが恥ずかしかった!)

このカードが出た時には、とりわけあなたの人生が大きく変動していく時期である事を示唆しています。

恋愛であれば、突然の出会いや、運命のターニングポイントを暗示します。 
タロットカードは、急な変化に対応できるよう準備を促してくれているのかもしれません。

【「世界」は安定】

世界のカードは、安定を表すカードです。
しかしそれは決して、止まっているわけではないのです。

高速で回転しているコマを想像してください。
その中心軸はまるで止まっているかのように見えるでしょう。

このような状態を、"動的均衡が保たれている" などと言います。

私たち生命現象も、血液が絶えず循環しバランスよく調和することで、維持されています。

世界のカードは、まさにこうした動的な調和を暗示しています。
恋愛であれば、より安定した状態、すなわち結婚を意味することもあるでしょう。

【まとめ】

いかがでしたか?

ペアにして眺めてみると、ランダムな22枚の大アルカナが整合性を帯びて見えてきたでしょう?

今回、紹介したものだけではなく、あなただけの組み合わせを考えてみるのも面白いかもしれません。

大アルカナを2枚11組のペアにするというアイデアは、カードの意味を覚えるときにも便利ですし、実際に占うときの指標にもなります。

次回は、あみゅーが実際に使っている占術を紹介したいと思います。

文:あみゅー

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