タロット ペアリングワーク
〜Tarot Pairing Work〜
大アルカナは2枚11組のペアで構成されている
ある日、タロットカードを前に、いつものように瞑想していた時のこと・・
これとこれ、これとこれ・・わたしの手が自然に動き出しました。
「太陽」のカードの反対は「塔」のカード、「死神」のカードの反対は「審判」のカード・・・。
正反対の意味を持つ2枚が次々とペアになっていくではありませんか・・。
そして最終的に、大アルカナ22枚は、きっちり2枚11組のペアになっていました。
大アルカナ(Major Arcana)・・Arcana は "秘密" という意味があります。
Majorは "大いなる" とか "重要な" という意味なので、大アルカナは大いなる秘密となります。
そうか・・そういうことだったのか。
大アルカナは、この世に絶対的な真理は存在せず、すべての要素は表裏一体であるという宇宙の原理を、22枚の特徴的な絵柄で表現していたのです。
陰陽論とタロット
22枚の大アルカナは、物事の表と裏を表している・・
これは、古代中国に端を発する「陰陽(いんよう)」に通じるものがあります。
陰陽とは、宇宙の森羅万象は、"陰" と"陽" で成り立つとする考え方のこと。
例えば、地と天、内と外、夜と昼、闇と光、柔と強、女性と男性、偶数と奇数、月と太陽、精神と肉体、防御と攻撃、消極的と積極的・・・etc
陰と陽はどちらか一方では成り立ちません。お互いが存在することで初めて成立するのです。
タロットの目的は、陰と陽のバランスを知り、2つのエネルギーの調和を目指すことにあるのではないか・・?
まずは11組のペアについて、順番に見ていきましょう。
タロットペアリングワーク 11組のペア
- 「愚者」と「魔術師」は、ゼロ(0)と無限大(∞)
- 「女教皇」と「戦車」は、精神と肉体
- 「女帝」と「皇帝」は、女性性と男性性
- 「隠者」と「法王(教皇)」は、個人と集団
- 「吊られた男」と「力」は、無力と有力
- 「恋人」と「悪魔は、共存と依存
- 「塔」と「太陽」は、闇と光
- 「月」と「星」は、不安と期待
- 「死神」と「審判」は、死滅と復活
- 「節制」と「正義」は、中庸と極端
- 「運命の話」と「世界」は、変動と安定