タロットの意味、スリーオラクルのリーディング

スリーオラクルはスリーカードと呼ぶこともあるスプレッド(展開法)で、その名のとおり３枚のタロットカードで占います。

３枚のカードを横に並べ、左から順に「過去」「現在」「未来」とリーディングするのが一般的です。
これをとくにタイムアローと呼びますよ。

過去、現在、未来の３枚は、複数のカードを用いる多くのスプレッドで組み込まれている項目です。
つまり、タロット占いにおいて、すごく重要なパーツなんですよね。

タイムアローは、その重要なパーツだけを取り出したスプレッドですから、シンプルでも肝心なところはしっかり読み取ることのできる展開法だといえるでしょう。

その他には、３枚のカードをそれぞれ恋愛運、健康運、仕事運としてリーディングすることもあります。
これはとくに自身の運気を知りたいときにもちいる展開法です。

そのほか、３枚のカードをもちいる展開法としてはゴールデントリン・スプレッドがあり、これは３枚のカードを三角形に並べます。

そして、上のカードを「結果」、左下を「現在の状況」、右下を「解決策」としてリーディングします。タイムアローに比べると現状に特化した結果が出るので、今現在どうしたいか？どうするべきか？に悩んでいる場合は、この展開法のほうが適しているでしょう。

スリーオラクルの基本である過去、現在、未来は大抵のスプレッドにおいて読み取る必要のある項目です。
すなわちスリーオラクルはオールジャンルに占うことができるのです。

恋愛や仕事、趣味、人間関係など、テーマを問わず、気になることがあれば、どんどん活用するスプレッドだと考えて問題ありません。

また、過去から現在を経て未来へと、時間軸を追って占う方法であるところに注目すれば、「長く続けている趣味や物事がこの先どうなっていくのか？」とか「交際中の二人がこれからどうなっていくのか？」などを調べることも出来ますよ。

これから進む道が複数考えられる場合には、タイムアローを選択肢の回数だけ行ってみることをオススメします。

例えば、

①今の仕事を続けるか？
②転職するか？
③結婚して主婦・主夫になるか？

という３つの選択肢があったとしましょう。

その場合、まずは①を選んだ場合の未来がどのような展開をたどるのか？をタイムアローでリーディングします。
続けて②、③についても同様にタイムアローでリーディングします。

そして最後に３つの結果のうち、どれが一番望ましいか？ をご自分で選べば良いのです。

アドバイス①：できるだけ具体的な質問を！

オールジャンルに適したリーディング法であるスリーオラクル。
占う時のポイントは、できるだけ具体的な問いをイメージするということです。

アバウトな質問だと、タロットもアバウトな回答を返しざるをえません。

例を出してみましょう。

「彼との将来は幸せなものになりますか？」

・・これだとかなりザックリしていますね。あなたにとっての幸せとは何か？があやふやです。

・専業主婦になって自由に時間を使えるようになること？
・子供を授かり暖かい家庭を築くことなのか？
・あるいは夫婦としての絆が深まることなのか？

・・などなど、いろんな可能性が考えらるでしょう？
ぜひ、あなたが占いたい事柄に特化したこたえを導ける質問を作りましょう♪

アドバイス②：積極的に未来に働きかけよう！

未来に明るいカードが出たとしても、自動で輝ける未来がやってくるわけではありません！
(場合によっては自動でやってくるものもありますが・・)

例えば、タロットが片思いの彼との幸せな結末を暗示していたとしても、自分磨きなどは怠らないで。

タイムアローが示す未来は、あくまでも可能性であり、事実ではありません。
だからこそ良い結果が出たときこそ、能動的に未来に働きかける姿勢がとても大切なのです。

また暗い未来が示されたとしても、それは "自分の未来そのものがよくないものだ" という意味ではありません。
極端な話、ほかの選択肢があるのならば、占った事柄をきっぱりと切り捨てて別の道を進むということもできるでしょう。

ここでもやっぱり幸せな未来をつかむためには、「自らが選び取る」という姿勢がポイントとなるわけですね＾＾

アドバイス③：３つのカードの意味はカスタマイズ可能！

３つの運気を占う場合の「恋愛運」「健康運」「仕事運」ですが、これは必ずしも固定されているわけではありません。

もちろん慣れるまでは、これらにしたがったほうがいいかもしれませんね。
でもタロットになじみ、リーディングもスムーズにできるようになってきたら、カスタマイズしてしまいましょう♪

例えば、３つのカードの意味をそれぞれ、「旅行運」「出会い運」「結婚運」　などとしてカードを展開してもOKです。

スリーオラクルは、もちいるカードが少ないぶん自由度も高く、自身のやりやすいように融通がきくところもポイントですね＾＾