引き寄せの法則とは

引き寄せの法則という言葉を聞いたことがある人は多いと思います。

その言葉の大まかな意味として、幸運を引き寄せる、願いをかなえる、と解釈している人がほとんどでしょう。

願いが叶ったり、幸運が舞い込んだりするのなら、ぜひその法則で運命の相手に出会いたいものですよね。

では、引き寄せの法則にのっとって、運命の相手を引き寄せるためにはいったいどうすればいいのでしょうか!?

引き寄せの法則はどんな願いでも叶えてくれるわけではない

引き寄せの法則について、なんでもかんでも引き寄せることができる、願いをかなえられると誤解している人はとても多いです。

とはいえ、引き寄せの法則について説明されているネットなどの記事にはそう書かれている場合もあるので、それは仕方のないことなのかもしれません。

具体的には、「願いが叶った姿をしっかりと思い浮かべる」「強く願い続ければ現実になる」「自分が思ったことが自分に起こる」といったものですね。

つまりは、強く願って幸運を引き寄せるということなのでしょうか。

しかし、それが正しくないことは、少し考えればわかること。

たとえば、お金持ちになることや幸せになることは、人類全員に共通した願いだと思います。それらを本気で願わない人はいないでしょう。

それなのに、では人類全員がお金持ちで幸福なのかというと、決してそうではないのです。

このことからも、引き寄せの法則とは、強く思いさえすればどんな願いでもかなうものではないというのがわかるはずです。

引き寄せの法則とは、本来の流れに沿うこと

では、引き寄せの法則とは、いったいどういうものなのでしょうか？

それは・・・

本来の自分になる

ということなのです！

十人十色という言葉があるように、考え方や感じ方は人それぞれです。
その人によって楽しいことが違えば、辛いことも違います。

極端な話、朝起きて仕事や学校に行き、夜眠るという一見当たり前の生活も、時間に縛られないほうが意欲がわく性質の人にとっては苦痛でしょう？

同様に、身体をなるべく休めたほうがいい性質を備えた人にとっては運動もストレスの元ですし、長く眠る質を備えた人には平均的な睡眠時間では足りません。

もちろん、幸せの形も異なるのです！

現代社会で常識的なこと、当たり前だと思われていることから解放されて、本来の自分がもっている質に沿うこと。

人によって違う自分の流れに引き寄せられていくこと

これこそ、幸福へ近づく秘訣であり、引き寄せの法則の本質です。

引き寄せの法則にしたがうには、自分自身を見つめることが大切

引き寄せの法則によって幸せを得るためには、自分自身がもつ本来の流れや質に引き寄せられていくことが必要だというのはすでに述べました。

しかしそれは、自分にとってなにが気持ちいいのか、どういうものを楽しいと感じるのかがわからなければ、なかなか実行できることではありません。

自分の本質にまだ気づいていない人もいれば、本当は二番目、三番目に好きなものを一番だと思い込んでいる人もいるでしょう。

引き寄せの法則を最大限に生かすためには、いうまでもありませんが、自身の質を自分で把握することがなによりも重要なのです。

・・では、そのためにどうすればいいのか？

それは、経験を重ねることが大事だといえるでしょう。

とくに、これまで趣味や仕事にかかりっきりだった人は、できるだけ多くのことを試してみるようにしてください！
なにをしていいのかわからなければ、とりあえずはどんな誘いも断らないようにしたり、友達の予定に付き合ったりするといいでしょう♪

大事なのは、自分はそれが嫌いだと思っていたり、まったく興味がもてないものでも、一度は試してみるようにすること。もしかしたら、意外なところに自分の本質が隠れているかもしれません。

そうやって、楽しい、うれしい、悲しい、辛いなど、自分がなにをどう感じるのか確実に知っていきましょう。

引き寄せの法則で運命の相手も見つかる

引き寄せの法則にしたがって自分の本質に近づいていくこと。

実はそれが、運命の相手と出会うことにもつながるのです。

なぜなら、引き寄せの法則にしたがうということは、素の自分を出したり、ありのままの自分の居場所ができるということだから。

すなわち、その中で迎える出会いは、本質的な部分が同じ人との出会いだから。

その人と結ばれるというのは、自分にとってもっとも自然なことであり、だからこそ運命の出会いだといえるのです。

・・・ではここで、誤った引き寄せの法則に当てはめて出会いを考えてみましょう。
誤った引き寄せの法則とは、もちろん、本気で願ったり、口に出し続けたりすればそれが叶うというものです。

ではたとえば、「ルックスがよくて、やさしくて、お金をもっている人と出会いたい」と願ったとしましょう。

それがとうてい叶わない願いだというのは、述べるまでもありません。
しかし、万一叶ったとしても、それが運命の相手だとは限らないのです。

なぜなら、本当にやさしくてルックスがよくてお金持ちの恋人ができたとしても、自分がインドア派で相手がアウトドア派だったら、果たして幸せでしょうか！？

たとえ初めは相手に合わせていたとしても、次第に疲れていってしまうはず。
これでは、とても幸せだとはいえません。

本当に幸せになれる恋、すなわち、本来の運命の相手に出会うためには、やはり自身の質を知り、それに引き寄せられていくことこそ大切なのです。

願ったり、思ったりすることは間違いではない

とはいえ、自分の希望や願望、夢を強く願ったり、思ったりすることが悪いわけではありません。

「こうなりたい」と強く思うからこそわいてくる意欲や気力もあるでしょう。

また、自分の実力や潜在能力を過小評価している場合も、強く思う手段は有効です。

たとえば、「成功した姿を思い浮かべ続けていれば願いは叶うんだ」と信じるからこそ、自分では到底成し遂げられそうにない成功も本気で願うことができるはず。

もしそのとき、本来の自分の流れに沿うことこそ引き寄せの法則なのだと考えれば、大きな夢は「自分には分不相応だ」としてあきらめてしまうでしょう。

しかし、本当は、自分の中にそれを叶えるだけの能力が眠っていたとしたらどうでしょうか？

実際は自分の質に沿っている願いを、むざむざ手放してしまうことになります。

その場合は、本気で願って成就させようとする行動が、結果的に自分の質に沿い、成功や幸福にたどりつくことにつながるでしょう。

まとめ

引き寄せの法則とは、自分が幸せになるための手段です。

そして、

幸せとは、自分の質に合っていること。
自然な姿でいられてこそ感じられるものだ。

というのを忘れてはいけません。

どれだけ客観的に見て幸せでも、どこかに無理があれば、それは心身のどこかにストレスを与えてしまうでしょう。

引き寄せの法則を正しく理解し、ぜひあなたにとって間違いのない幸福を手に入れてほしいものです。