アニマル・メディスンの意味
神秘の動物(トーテムアニマル)たちの物語を、紡いでいきましょう
バンビ
「風のように、吹きたいほうに吹いてごらん」
バンビのゆく小道は
たのしい物語でいっぱい
小川は春のおとずれを口ずさみ
花は秘密をささやいてくれる...
コヨーテ
「いたずらってなんて楽しいんだろう」
やせっぽちのコヨーテは
いたずら好きのトリックスター
どんな大きな権力もおそれない
みんなが暑いといえば、コヨーテは寒いという
みんなが泣けば、コヨーテは面白がる...
白鳥
「秘密の場所」
だれにだって必要なんだ
だれにも教えたくない秘密の場所が
静けさにつつまれた神聖な場所が
極北にひろがる湖と氷河
それは雪と氷でつくられた
太古よりつづく円形劇場...
ホワイトバッファロー
「白の女傑」
ある日の午後のこと、若い狩人が
パッファローの群れをさがしていると
いちめんに花がたえまなく咲く丘で
ターコイズの首飾りに、白い衣で身をつつんだ
それはそれは美しい女性と出会った...
クジラ
「海の支配者」
かつてこの地上には
とてもとても古い種族である
巨人たちがすんでいた
その中にセドナという娘がいた...
エルク
「こころからのともだち」
きみはぼくと、ぼくはきみと
とってもよく似ているね
きっとぼくたち兄弟なんだ
海のはてまで、大空のはてまで
どこまでもいっしょにいけるといいな...
ハチドリ
「世界は愛の家」
生きるとはなんだろう
それはハチドリの恋人たちのように
しってるかぎりの甘い歌を歌うこと
おもいは風よりはかなく
ぬくもりは火よりもあたたかい...
馬
「クレイジー・ホース」
夕日のなかをかけぬけてゆく
クレイジー・ホース
それはだれよりやさしく
誇りたかい戦士のたましい...
サーモン
「生の呼び声」
今年もまた花がひらき
小鳥が歌をかなではじめたら
あざやかな夏の記憶といっしょに
サーモンが川にもどってくる...
クマ
「生きるとは、ひとりぼっちでいるのを学ぶことさ」
ひとりぼっちでいることは
たくさんのことを教えてくれる
ひとりぼっちでいることは
たくさんの意味がある
ひとりぼっちで沈黙するとき
頭と心と体はひとつになる...
レーヴン
「幸運をはこぶ使者」
はるか遠い昔のはなし
動物たちも、虫たちも、岩や風も
魂というものをもたなかった
世界にはまだ山も湖もなかった
そこに一羽のレーブンがやってきて
世界にはじめて森をつくった...
犬
「絆と友情」
あるとき偉大なる精霊は
人間と動物を分けることにした
そしてふたつの世界のあいだに
底なしの谷をほりはじめた
犬は対岸から人間を見つめていた...
七面鳥
「あなたのよろこびは、わたしのよろこび」
ほんとうに大切なものこそ
惜しむことなく客にあたえなさい
それは自己犠牲とはちがうもの
なぜならあたえればあたえるほど
何倍にもなって幸せは返ってくるのだから...
トカゲ
「死は終わりではなく始まりなんだ」
死について話そう
でも悲しがってはいけない
これは始まりの物語なのだ
死ぬことは終わりではない...
リス
「幸せに気づかないことが、なにより不幸なんだ」
リスはクマにはなれないけれど
そんなことはかんがえない
自分であるということに
すっかり満足しているから...
ブラックパンサー
「ただしずかに敵のなかを」
やつらにはありったけの武器があるが
きみの武器はその信念だけだ
だけど、きみのことは殺せまい
やつらが傷つけようとしてるのは
けっきょくじぶん自身なんだ...
サンダーバード
「天の災い」
かすみがかった空になりひびく雷鳴
とつぜん大地を覆う不気味な黒いかげ
それは伝説の巨鳥がやってくる前兆だ
サンダーバードはオリンピック山脈にすみ
雷を自由自在にあやつる力をもつ...
フクロウ
「星のみちをゆきなさい」
道がわからないときは
目をとじてごらん
心がくもったときは
星ふる夜空を見あげてごらん
星は沈黙するものに
知恵の翼をあたえてくれる...
オオカミ
「心の中のおおかみ」
ひとのこころの中にはね
二匹のおおかみが住んでいるんだよ
それはグッドウルフとバッドウルフさ...
カエル
「われらは太陽の踊り子」
われらは太陽の踊り子
このほおを流れる涙が
ひとつぶのやさしい雨となり
水面に小さな輪をつくるとき
陽の光はそのなかでダンスするだろう...
蝶々
「変化を受けいれなさい」
この世界のすべては
おおいなるサイクルのなか
こくこくと変化してゆく...
イーグル
「もっと広く、もっと遠くを見るんだ」
ひとはみんなだれだって
翼をもってうまれてくる
グレートスピリットという翼をね
生きるってことはきゅうくつだ
目のまえのものごとが
あまりにもちかすぎるんだよ...