ルーン文字の意味 その1:フェオ
フェオはお金・財産を表すルーン文字。
このフェオの本来の意味は家畜である。
右上がりの2つの線は元々は家畜の角だと言われる。
ではなぜ家畜がお金や財産を表すようになったのか。
現代世界で家畜を飼っている家はそう多くないが牧畜を主とする当時の世界ではその家に家畜の量がその家の財力の証でもあった。
そのことからフェオは家畜=お金・財産の象徴として扱われるようになった。謝礼や報酬の事を英語でフィー(Fee) というが、その語源はここから来ている。
さて、お金や財産を表すフェオ、これ一攫千金や金運最高潮という意味ではないのでご注意を。
フェオの表す価値とは地道に時間をかけて増やして行く類いの財産なのである。
例えば人脈や知識、技術などもこれに含まれる。
”その人の持つ価値”を幅広く表すと考えて良い。
ルーン占いでフェオが出たら、今自分が持っている物を意識してみると良い。それはお金以外にもなんらかの特技や技術、経験かもしれないし、友人や職場の人間関係かもしれない。
自分に何かが足りないから出来ないと考えているならば尚更、今足りているものを何が出来るかと考えてみるのである。
それが今あなたが持っている”価値”である。
そして価値を見つけたら今度はその価値を増やして行くよう努力することを表している。
特技があるならばそれを磨いて行く。専門分野の知識をさらに勉強する。人から人を紹介してもらうなど、
価値の増殖方法は人によって様々だろう。
一貫して言える事は価値を増やす事は、継続的な努力を伴い、また時間もかかるということである。
すぐに結果を求めている時にフェオが出たならばもっと長いスパンでじっくり取り組むよう示唆しているかもしれない。