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フェオが動産ならばオセルは不動産を表す

ルーン文字の意味 その23:オセル

ルーン文字のオセル

オセルは、故郷や伝統、習慣、土地などを表す。

土地や家などの遺産などや、伝統や習慣などを受け継ぐこと、
親の紹介による見合い結婚などもを表す。

その家の伝統などを子々孫々と受け継ぐことを世襲(せしゅう)という。

踏襲(とうしゅう)や襲用(しゅうよう)するいう言葉は日常生活でもよく使う。それまで使っていたものなどを変えずに使って行くといった意味である。老舗や先代の名前を受け継ぐ事を襲名(しゅうめい)と言葉もある。これらの襲(かさね)という字を使う言葉はどれもオセル的意味を持っている。

"変えない"ことや"受け継ぐ"イメージはオセルである。

伝統やしきたりなども受け継いで行くものであるのでオセルの範疇である。

流行のサイクルの早い現代であるが、古いものから学ぶ事は多くある。
オセルのルーン文字は四字熟語の「温故知新」がよく当てはまると思う。
既に学んだことのある知識や、使い古された方法をもう一度見直して新たなものを発見するといった意味である。
ルーン占いでオセルが出たら経験者や年上の人物の意見などを参考にするのも良いだろう。

オセルは土地を受け継ぐ、つまり不動産の譲渡などを表す場合もある。
フェオが動産であればオセルは不動産を表す。

オセルがネガティブに出ると"受け継ぐ"ことに関してのトラブルが考えられる。物質的なものであれば例えば遺産相続による問題や、
あるいは古い習慣や価値観などに囚われている状態を表すかもしれない。

人は育った家庭環境から驚くほど大きな影響を受けており
その後の人生が大きく左右されているのである。

価値観の多くは幼少期に基礎が作られるためである。

例えば、お前は何をやってもダメだと言われて育った人は、
自分に自信の無く独立心の無い大人になる。
その頃に自分はダメなやつなのだという価値観が植え付けられてしまうのである。

オセルは家庭環境などから受け継いだ価値観のうち、自らを縛っている価値観を捨てるべきである事を示唆しているかもしれない。
あるいは古い固執した考え方を捨てよとのメッセージとも取れるだろう。

固執した考えを持つ経験者や年上の人物は老害である。
老害により事が上手く運ばない状態などを表しているかもしれない。


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