ルーン文字の意味 その19:エオー
エオーのルーン文字は馬を意味している。そこから移動や変化を表す。
かつて、人々の長距離を移動する馬が使われた。馬と言えば超早い乗り物であったのだ。
車や飛行機のある現代ではピンと来づらいかもしれないが、当時、馬と言えば今で言うところのフェラーリみたいなもんだったのである(多分)
(奇しくもフェラーリのエンブレムは跳ね馬であるが偶然であろう・・)
つまり馬のルーンが出たら何かがスピーディーに変化する可能性がある。
もしくは物理的な移動を表すかもしれない。
移動と言えばラドと似ている。ラドはどちらかと言えば受動的な移動を表すのに対し、エオーは自発的な能動的である。
転勤命令が来ることがラドならば、転勤希望を出すのがエオーである。
もうひとつエオーには"信頼"という意味がある。
飼い主には懐くがその他の人間が乗ろうとするとたちまち暴れ馬になってしまうというシーンがよくあるが、馬を乗りこなすには、人間と馬との間に信頼関係が築けていなればならない。
お互いがお互いを信頼することが出来るかどうかは相性の問題もあるだろう。"馬が合わない"とは気が合わないという意味の慣用句だがここから来ている。
"ラポール"という心理学の言葉がある。「橋をかける」という意味のフランス語であるが、お互いを信頼し合い心が通じ相手を受け入れている状態の事である。
ラポールを築くためのスキルに興味があればネットで色々調べてみると良い。
馬と馬の乗り手(人間)に見立てることで、色々なものを解釈することが出来る。
例えば、あなたが所属する組織やチームが馬だとして、所属するあなたが馬の乗り手だとする。
その組織なりチームで活動することは、馬に乗って旅をするようなものである。
あなたが組織を信頼し、また組織があなたを信頼するならば旅を続け無事目的地にたどり着くことが出来るだろう。
しかしどちらか一方に信頼関係がなければ途中で頓挫してしまうだろう。
会社について占っていてエオーが出た場合、あなたと会社との信頼関係についての問題を示唆して可能性がある。
別の例を見てみる。
ルーンで恋愛占いをした時にエオーが出たら二人の相性がピッタリと取る事が出来る。
あるいはお互いに隠し事などをせずに信頼関係を築くことが大切だと言うメッセージかもしれない。