ルーン文字のエオローはときに自立心を欠く要因にも

エオローは、友情や防御を表すルーンである。

元は群れで生活する鹿を意味した事から、
友情や仲間といった意味を表すようになった。

ルーン占いでエオローが出たら基本的には良い仲間に恵まれていることを表す。困った時にはお互いに助け合い楽しみを共有するようなグループだったり信頼関係で結ばれ一人では不可能なことを成し遂げるようなチームかもしれない。

余談であるが、成功哲学の第一人者として有名なナポレオン・ヒルという人は「マスターマインド」というものを提唱した。彼は多くの成功者達を長年に渡り研究した。

そして"同じ目標を持った複数の人間の集まり波長がピッタリと合い増幅することで偉大な力を発揮される"ことを発見した。これがマスターマインドである。成功者達はこのマスターマインドの力を活用していると言う。

「友好的で調和のとれた人間関係は互いに与え合うことで得られる最良の財産である」とは、ナポレオン・ヒルの有名な言葉であるが、これはエオローの理想的な形かもしれない。

エオロー正位置でネガティブに出る場合があるので注意しよう。

例えば、そのグループがただの仲良しクラブのようになっている場合や、
お互いに自立心に欠け、誰も自分の判断で行動が起こせない状態である。

世界的に見ると日本人は特に周囲に合わせた発言や行動をする人が多いらしい。

このようなジョークを聞いた事があるかもしれない。

様々な国の人が乗った豪華客船が沈没しそうになり、
それぞれの国の人を海に飛び込ませるにはどのように声をかければいいか？

イギリス人には「紳士は海に飛び込むものです」
イタリア人には「あっちに美女が泳いでいます」
そして日本人には、「みんな飛び込んでいますよ」

と言えばいいというものである。

エオローのネガティブさは日本人の国民性なのかもしれない。

（個人的にはfacebookなどのSNSなどもネガティブなエオローのような気がしてならない）

エオローが逆位置に出た場合、仲間から外れたと見るとネガティブな意味になるが、馴れ合いや低俗なグループから抜け出したならばポジティブな意味になるので注意。

エオローには防御という意味もある。大鹿の角で的を威嚇しいざとなったら戦うことも出来る。お守りとしてもエオローは良く使われるルーンである。