トップ > 占い辞典 > ルーン占い >

恋愛でイスが出てもがっかりしないで!ルーンの囁きに耳を傾けてみよう

ルーン文字の意味 その11:イス

ルーン文字のイス

イスは氷のルーンである。

北欧神話では世界は氷と火から作られたとされている。
水と火ではなく、氷と火というところが興味深い。

(ルーン文字は元々は石や木など固い物に掘るために直線的なデザインになったようであるが、すべてのルーン文字は氷を表すイスと、火を表すケンの組み合わせで構成する事が出来る。)

日本人にとって水が冷えると氷になるという認識だが、ヨーロッパや北欧の極寒の地では、氷が暖まると水になるという方が自然なのだろう。

凍っている状態が通常なのであるから、イスの氷=何かが冷める という認識を一旦忘れたほうが良い。
つまりイスにはネガティブな意味は無いと考えよう。

イスによる停滞についても、良くない事だと決めつけないことである。
苦痛や忍耐を伴う停滞ならばニイドやソーンの方がふさわしい。

そもそもこの世の中で起こる出来事に「良い」も「悪い」も無い。
ただその出来事がそこに存在しているだけである。
運気の波は流れは動いている時もあれば止まる事もある。
イスによる停滞は、そのような時期なのだと考えるほうが正しい。

ところで一部の動物は食料の少ない冬を生き延びるために冬眠をする。
イスによる停滞は、動物が冬になると冬眠するのに似ている。

この冬眠であるが、どうやらただ眠っているだけではないようである。
研究によると冬眠中の動物は、病気や細菌などに対する抵抗力や免疫力が通常時より高いそうだ。
また、冬眠する動物は冬眠しない動物と比べはるかに長生きなのである。
傷ついた細胞を修復するなど、体のメンテナンスが行われているのではないかと言われているのである。

イスによる停滞は動物達の冬眠と似ている。
食料の少ない冬のように、今動いて体力を使ってもほとんど得るものが無いのかもしれない。再び動き出す時まで体を休めメンテナンスすべき時なのである。体調を整える、部屋を片付ける、忙しい時に出来なかった事をして心も体もリフレッシュしよう。

イスには安定という意味もある。流動的で不安定な水と比べ氷は動かないので安定していると捉えることが出来る。
ネガティブな内容を占っていてイスが出たら、これ以上これ以上は悪くならないという事である。

裏を返せばこれから状況は良くなって行くと考える事も出来るのである。


ページトップへ